ロータリーバルブで溶着性・固着性の高い粉体を使用すると、溶着・固着した材料が異物となって製品に混入する(コンタミネーション)ケースがあります。製品によっては全品回収などの大事に至るため、しっかりとした対策が重要といえるでしょう。このページでは、ロータリーバルブの混入の原因となる溶着性・固着性を持つ粉体やトラブル、対策などについて解説しています。
また、ロータリーバルブはサポート対応なども含めて自社のニーズにマッチする製品選びが重要です。提案力の高いロータリーバルブメーカーを特集しました。
溶着性・固着性を持つ代表的な粉体は、溶着と固着で分かれます。溶着性を持つ粉体の例は、ポリエステルやポリエチレン、ポリプロピレン、スチロールやPVC、ナイロンなどです。固着性を持つ粉体には、ブドウ糖やグラニュー糖、粉砂糖や澱粉などがあります。
サイド部分やグランド部、羽根の先などで溶着したり固着したりした粉体は、ロータリーバルブから離れていない状態では、ゲル状であったりフィルム状であったりといった汚れの症状を呈しています。製品に混入する可能性があるのは、ロータリーバルブから離れたものです。
ロータリーバルブで溶着性・固着性粉体が起こし得るトラブルは、混入だけではありません。以下のようなトラブルに注意する必要があります。
振動などは噛み込みが原因でも起き得るトラブルであり、発生時には速やかなチェックが必要です。
溶着や固着による混入(コンタミネーション)対策としては、扱う粉体に合わせて溶着や固着を起きにくくすること、大きくならない条件を整えることが重要です。また、発見した場合は混入する前に取り除くことが求められます。
定期的に内部を確認し、付着があれば清掃するなどの対策も考えられますが、固着を起きにくくするためには、固着防止機能を有するロータリーバルブを選ぶなど、適切な機種選定や設計が重要。導入で失敗しないために、提案力のあるプロに相談することも検討しましょう。
グリスなどの「コンタミ」を防ぎ、「洗浄時間」を劇的に短縮したい

駆動部と軸受を機内から完全に隔離したアウトサイドベアリング構造を全機種に採用。軸受部のグリスが食品側へ混入するリスクを根本から防ぎ、製品の安全性を確保。
片側支持のサニタリー構造により、工具を使わずに短時間で分解・洗浄が可能。清掃作業の時間を短縮し、ライン稼働率の向上と作業者の負担軽減を実現。
粉体原料の付着や詰まりを防ぐ多彩な対策仕様を搭載。原料変質やライン停止を防ぎ、安定した生産を支える。
高価な製剤の残留ロスを防ぎ、「歩留まり」を改善したい

ローターを簡単に取り外して内部まで洗浄できる構造により、高薬理活性製剤にも対応。洗浄作業を効率化し、品質リスクを抑える。
短時間で簡単に分解・再組立できるため、多品種生産時の洗浄や段取り替えにかかる時間を短縮し、ライン稼働率を向上。
製剤から原薬の空気搬送まで圧力差のある工程にも対応。低圧用・高圧用の2タイプを揃えているのでラインの条件問わず導入可。
国際防爆規格に準拠し、高負荷による「エア漏れ・摩耗」を防ぎたい

世界20,000台超の設置実績(※)とATEX/IECEx準拠設計により、国際プラント設計への承認と安定稼働を両立。設計リスクと保全コストを低減。
高剛性ケーシングと強化軸受による重工業仕様設計で、高圧(~3.5 barg)・高温(~150 °C)環境下でも安定稼働。設計段階でのリスクと運転中のトラブルを抑制。
高差圧でもリークを最小化する堅牢構造により、システム効率を維持しつつ省エネルギー化を実現。安定供給で製品品質のバラつきを防ぐ。