ロータリーバルブ
メーカー一覧
ロータリーバルブの
基礎知識
ロータリーバルブの
トラブルと原因
【特集】ロータリーバルブの
“機種選定”
粉体ロータリーバルブメーカーの探し方ガイド » ロータリーバルブ導入前に、押さえておくべき基礎知識とは » サニタリー仕様のロータリーバルブ

サニタリー仕様のロータリーバルブ

ロータリーバルブは、多くの用途で使用されますが、特にサニタリー仕様は衛生面を重視する食品工場や薬品工場などで用いられています。

ここでは、サニタリー仕様のロータリーバルブの役割やメンテナンスなどを解説するとともに製品事例を紹介しています。ロータリーバルブについて深く理解したい方は、参考にしてみてください。

目次

サニタリー仕様のロータリーバルブとは?

役割

サニタリー用のロータリーバルブの役割は、粉粒体の定量供給とエアシールすることです。特に食品や医薬品、半導体、薬品、化粧品などを取り扱う製造ラインにおいては、細菌や異物混入が厳格に管理されています。

そのため、ロータリーバルブも常に清潔にしておく必要があり、余分な溝や洗いにくい構造ではなく、分解や組み立てがしやすく、洗浄しやすい構造にする必要があります。

また、設備・機器に取り付ける際にも迅速に行う必要があることと、製品の安全性に影響を与えない材質でできていることが重要です。

仕組み

横型円筒ケースの中にローターが入っており、モーター駆動で回転する仕組みです。上部から粉粒体を充填し、ローターを回転させると粉粒体を下部に移動させられるので、排出供給が容易です。

排出は重力に頼っていますが、ローターを回転させると粉粒体が供給され、回転を止めると供給がストップします。これにより、粉粒体の排出供給をコントロール可能です。

さらに、付着した粉粒体を確実に落とすために、ローターのポケット部をスクレーパーで掻き落とす仕様となっています。そのほか、片方のサイドカバーが開閉式になっているのも、清潔さとクリーニングのしやすさが求められるサニタリー仕様ならではの仕組みです。

メンテナンス

サニタリー用のロータリーバルブのメンテナンスは、なんといっても洗浄です。常に清潔にしておく必要があるため、一定期間ごとに分解して洗浄し、再組み立てをして取り付けるようにしてください。

サニタリー用は分解・組み立てが容易になっていて、水洗仕様機で簡単に洗浄できる製品もあります。

サニタリー仕様ロータリーバルブの製品事例

標準タイプの例

短時間での分解と再組み立てが可能なため、洗浄時間を短縮できるロータリーバルブです。品種替えを頻繁に行う場合に適していて、鋳鉄、ステンレス鋳物などの素材が使われています。

参照元:アイシン産業株式会社(https://www.aishin-sangyo.co.jp/products/10-023.html

医薬品用の例

サイドカバーが取り外し可能なため、ローターの抜き出しが容易。水洗仕様機なら簡単に内部洗浄ができます。

参照元:フルード工業株式会社(https://www.fluideng.co.jp/products/feeder/rotary_valve/sanitary_type.html

ライトタイプ・ヘビータイプ例

打錠機・充填機・粉砕機などに使われるライトタイプは、ローターが交互に回ることによって一定量を均一に排出できます。また、供給や排出の量を連続的にコントロール可能。ヘビータイプは製薬、化学、食品業界向けであり、大量の粉粒体の連続供給に適しています。ガスケットの摩耗が厳禁の現場でも使用でき、カスタマイズもできます。

参照元:株式会社キット(https://www.kit-coltd.co.jp/product/sanitary/item_rtv.html

サニタリー仕様以外にもロータリーバルブの基礎知識をチェックしよう

サニタリー仕様のロータリーバルブは、主に清潔さと衛生的な部分が求められるロータリーバルブであり、分解・組み立てがしやすくなっています。

製薬や食品、化学などといった衛生観念が求められる業界で使用され、粉粒体を定量供給する役割があります。

洗浄は容易ですが、定期的なクリーニングを怠るとトラブルのもとになるので注意が必要です。本サイトでは、ロータリーバルブに関するさまざまな情報を提供しています。興味がある方は「他にも読まれている関連記事」を参考にしてください。

ロータリーバルブメーカーを
提案内容から選ぶ

扱う材料が異なる業界から選ぶ!ロータリーバルブメーカー3選
    材料を設備へ供給してくれるロータリーバルブ。扱う材料の粒度や粘性、温度などに合わせてバルブを選ぶことで、生産効率を向上したり、故障によるコストを削減したりしてくれます。 ここでは扱う材料が異なる業界からおすすめのロータリーバルブメーカーを紹介します。
食品業界向け

グリスなどの「コンタミ」を防ぎ、「洗浄時間」を劇的に短縮したい

フルード工業
フルード工業
引用元HP:フルード工業株式会社公式HP(https://www.fluideng.co.jp/)

おすすめの理由

駆動部と軸受を機内から完全に隔離したアウトサイドベアリング構造を全機種に採用。軸受部のグリスが食品側へ混入するリスクを根本から防ぎ、製品の安全性を確保。
片側支持のサニタリー構造により、工具を使わずに短時間で分解・洗浄が可能。清掃作業の時間を短縮し、ライン稼働率の向上と作業者の負担軽減を実現。
粉体原料の付着や詰まりを防ぐ多彩な対策仕様を搭載。原料変質やライン停止を防ぎ、安定した生産を支える。

公式HPでラインナップを見る

詳細を見る

製薬業界向け

高価な製剤の残留ロスを防ぎ、「歩留まり」を改善したい

アイシン産業
アイシン産業
引用元HP:アイシン産業株式会社公式HP(https://www.aishin-sangyo.co.jp/)

おすすめの理由

ローターを簡単に取り外して内部まで洗浄できる構造により、高薬理活性製剤にも対応。洗浄作業を効率化し、品質リスクを抑える。
短時間で簡単に分解・再組立できるため、多品種生産時の洗浄や段取り替えにかかる時間を短縮し、ライン稼働率を向上。
製剤から原薬の空気搬送まで圧力差のある工程にも対応。低圧用・高圧用の2タイプを揃えているのでラインの条件問わず導入可。

公式HPでラインナップを見る

詳細を見る

化学業界向け

国際防爆規格に準拠し、高負荷による「エア漏れ・摩耗」を防ぎたい

コペリオン
コペリオン
引用元:コペリオン株式会社公式HP(https://coperion.com/jp/)

おすすめの理由

世界20,000台超の設置実績(※)とATEX/IECEx準拠設計により、国際プラント設計への承認と安定稼働を両立。設計リスクと保全コストを低減。
高剛性ケーシングと強化軸受による重工業仕様設計で、高圧(~3.5 barg)・高温(~150 °C)環境下でも安定稼働。設計段階でのリスクと運転中のトラブルを抑制。
高差圧でもリークを最小化する堅牢構造により、システム効率を維持しつつ省エネルギー化を実現。安定供給で製品品質のバラつきを防ぐ。

公式HPでラインナップを見る

詳細を見る

※参照元:コペリオン株式会社公式HP https://coperion.com/jp/home-jp 2025年10月31日時点調査