ロータリーバルブは、国内メーカー、海外メーカーが製品を展開しており、それぞれに特徴を持ちます。優先すべきは「自社にあったロータリーバルブ選び」ですが、国内・海外メーカーの製品の特徴を知っておくことも大切。メリットやデメリットを把握して、適切な1台を選びましょう。
国内には数多くのロータリーバルブメーカーが存在しており、当然ながら各社で展開しているモデルが異なります。多種多様な製品が展開されている中で、「国産」として共通している部分は一体どのような点になるのでしょうか。
国産ロータリーバルブを選ぶメリットは、海外メーカーに比べて導入前後のサポートが手厚いこと。当然ながらサポート対応にあたるのは日本人なので、言葉の違いやサポートまでの時間に悩まされることは少ないでしょう。
また、国内であれば長距離輸送といっても海外メーカーほど遠距離を運んでくるわけではありません。そのため、工場を出荷してエンドユーザーに届くまでの輸送コストが安い点も国産ロータリーバルブのメリットです。国産のロータリーバルブには分解可能なモデルが多く、清掃やメンテナンスがしやすい点も見逃せません。
デメリットは、海外産よりも価格が高い可能性があることです。もっとも、同じ海外といっても国によってコストが違うため、必ずしも国内メーカーのロータリーバルブ全てが高いとは限りません。
海外メーカーのロータリーバルブは、製造国それぞれの事情が反映されたものとなっていると考えられます。品質管理や性能面などで、良くも悪くも国内産と同じとは限りません。選択肢に入っているなら、しっかりと情報を収集して検討するべきだといえるでしょう。
海外産ロータリーバルブのメリットは、地域によっては製造コストが安く、安価で導入できる点です。
デメリットとして、日本までの輸送コストが大きくなる可能性に注意する必要があります。海外産ロータリーバルブには非サニタリー型で分解不可のモデルが多い点もデメリットです。製造に遅延が発生した場合、船便で輸入する予定を航空便に変更しなければならなくなるケースも考えられます。
ロータリーバルブは、国内メーカー、海外メーカーともにメリットとデメリットがあります。国内でロータリーバルブを使用する場合について解説しましたが、海外で事業展開する場合もあるでしょう。その際は、国内産でも海外産でも、現地で対応可能なメーカーを選定する必要があります。
国内に数あるメーカーのうち、提案内容別に強みを持つロータリーバルブメーカー3社をまとめました。メーカー選定時にはぜひ参考にしてみてください。
グリスなどの「コンタミ」を防ぎ、「洗浄時間」を劇的に短縮したい

駆動部と軸受を機内から完全に隔離したアウトサイドベアリング構造を全機種に採用。軸受部のグリスが食品側へ混入するリスクを根本から防ぎ、製品の安全性を確保。
片側支持のサニタリー構造により、工具を使わずに短時間で分解・洗浄が可能。清掃作業の時間を短縮し、ライン稼働率の向上と作業者の負担軽減を実現。
粉体原料の付着や詰まりを防ぐ多彩な対策仕様を搭載。原料変質やライン停止を防ぎ、安定した生産を支える。
高価な製剤の残留ロスを防ぎ、「歩留まり」を改善したい

ローターを簡単に取り外して内部まで洗浄できる構造により、高薬理活性製剤にも対応。洗浄作業を効率化し、品質リスクを抑える。
短時間で簡単に分解・再組立できるため、多品種生産時の洗浄や段取り替えにかかる時間を短縮し、ライン稼働率を向上。
製剤から原薬の空気搬送まで圧力差のある工程にも対応。低圧用・高圧用の2タイプを揃えているのでラインの条件問わず導入可。
国際防爆規格に準拠し、高負荷による「エア漏れ・摩耗」を防ぎたい

世界20,000台超の設置実績(※)とATEX/IECEx準拠設計により、国際プラント設計への承認と安定稼働を両立。設計リスクと保全コストを低減。
高剛性ケーシングと強化軸受による重工業仕様設計で、高圧(~3.5 barg)・高温(~150 °C)環境下でも安定稼働。設計段階でのリスクと運転中のトラブルを抑制。
高差圧でもリークを最小化する堅牢構造により、システム効率を維持しつつ省エネルギー化を実現。安定供給で製品品質のバラつきを防ぐ。