大型のロータリーバルブは、大経口の配管に対応する設計が施されています。用途は鉱砕、コークス、石炭などの処理や、品温が0℃を下回る材料の供給など、重要な役割を果たします。
また、摂氏数百度のラインや空気輸送管にも適用できるため、幅広い場面で活用されています。
本記事では、大型ロータリーバルブの特徴、用途、製品事例について詳しく解説します。
大型のロータリーバルブは、鉱砕やコークス、石炭、粉粒体や粒状物質を定量的に供給・排出するため、特に大容量の処理が求められる産業分野で使用されます。鉱石、石炭、木質チップなどの大きな粒子や高摩耗性の材料を扱う際に適しています。
摩耗性のある粒状物を処理する必要があるため、大型のロータリーバルブは高い耐久性を備えています。そのほか、品温が0℃を下回る材料を供給する用途にも利用されています。摂氏数百度のラインへの供給は、小型バルブでは対応できません。また、荷役作業にも利用されることがあります。
大型ロータリーバルブは、鉱業やセメント業界で粉粒体の効率的な供給・排出に使用されるほか、製鉄・製鋼業界では高温・高圧環境下での原料供給、バイオマス発電では燃料をボイラーに供給する役割を担います。
大型ロータリーバルブは、ローターの回転によって粉粒体を供給します。上部のホッパーやサイロから粉粒体がケーシング内に落下しローターの空間(ポケット)に充填。ローターが回転し、ポケット内の粉粒体を下部の排出口に送ります。粉粒体は重力や圧力差により排出口から排出される仕組みです。

品温が0℃を下回る材料を供給するためのロータリーバルブで、摂氏数百度のラインへの供給に対応しています。大容量を長軸構造で処理できる点が特徴で、ベルトコンベアのラインにも適しています。
参照:アイシン産業株式会社HP(https://www.aishin-sangyo.co.jp/products/10-016-sp.html)

粉砕機付ロータリーバルブの一例です。ロータリーバルブの上部に粉砕機が取り付けられた構造で、塊状物を一次粉砕します。上部から塊を入れてモーターでローターを回転させることで供給と排出を行います。
参照:水谷鉃工株式会社公式HP(http://www.mizutani-tekko.co.jp/%E5%95%86%E5%93%81%E7%B4%B9%E4%BB%8B/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%96/ )

摩耗性のある粒状物を処理するために使用されるロータリーバルブです。大型のロータリーバルブであり、鉱砕、コークス、石炭などの供給と排出に対応しています。構造上は十分な剛性を備えています。
参照:水谷鉃工株式会社公式HP(http://www.mizutani-tekko.co.jp/%E5%95%86%E5%93%81%E7%B4%B9%E4%BB%8B/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%96/ )

空気輸送ラインなどで使用される、高気密性を備えた高シールタイプロータリーバルブの一例です。空気輸送のエア損失を抑えたい用途に適しています。入口サイズは65A、最大差圧は0.3MPaです。この仕様によりエア損失を抑えられるため、大型ブロワーを用いた長距離輸送にも対応可能です。
参照:株式会社片桐鉄工所公式HP(https://www.katagiri-tekkou.co.jp/seihin/rotary.html)

空気輸送管に直接接続可能なロータリーバルブの一例です。粉体を空気輸送でき、開放や内部清掃も行える仕様です。気密性と衛生面を両立している点が特長です。入口サイズは350A程度、輸送管サイズは100Aです。設計温度は150℃、輸送管空気圧は20kPaで、複数種類の粉体を1機器で処理できます。
参照:株式会社片桐鉄工所公式HP(https://www.katagiri-tekkou.co.jp/seihin/rotary.html)
大型のロータリーバルブは、鉱砕やコークス、石炭などの処理や品温が0℃を下回る材料の供給に適しています。
また、大量の固形物を効率的に搬送する場面でも活用されます。
ロータリーバルブの導入にあたっては、製品の特長や用途を事前に詳しく確認することが重要です。
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