高温・高圧対応のロータリーバルブは、通常のロータリーバルブとは異なり、高温や高圧環境下で動作します。
ここでは、高温・高圧対応のロータリーバルブの製品事例や特徴などを解説しています。高温・高圧対応のロータリーバルブについて深く理解したい方は、参考にしてください。
高温・高圧対応のロータリーバルブには、高温・高圧の現場に耐えられるように、通常のロータリーバルブとは異なる素材が使用されます。長時間高温で加工処理される原料(焼却灰や石炭など)に対応できる素材が適しています。
高温だけでなく、殺菌が必要な製造ラインでも使用できるように、耐熱性に優れた素材を使用したタイプもあります。
高温・高熱対応とはいえ、通常のロータリーバルブと基本的な仕組みは同じです。横型円筒ケースの中にモーター駆動で回転するロータリーが取り付けられており、上部から粉粒体を入れると下部に移動させて排出・供給します。
高温・高圧環境下でも圧力損失を最小限に抑えて、粉漏れや摩擦のトラブルを防ぐ設計です。ただし、高温・高圧対応の場合には、熱膨張も考慮する必要があります。
定期的なメンテナンスが必要であり、劣化していたり摩耗していたりする部品は早目に取り換える必要があります。
高温・高圧対応のロータリーバルブのメンテナンスにおいて確認するべき部分は、ローターのめあい部・ローターや羽根が摩耗していないかです。また、動作中の異音や違和感がある場合には、早めにメンテナンスを実施しましょう。
粉粒体の付着具合を確認した際に、付着が多い場合は注意が必要です。そのほか、装置全体のキズや劣化具合も確認するようにしましょう。

高温下で使用できるタイプで、約250°C以上の環境に対応しています。ケーシング・カバー・軸受部には水冷ジャケット式が採用されています。また、グランドパッキンやベアリング部分には高温対応が施されています。
参照元:アイシン産業株式会社(https://www.aishin-sangyo.co.jp/products/10-032.html)

ロータリーバルブ内外のガス漏れを防げるロータリーバルブで、吹き出しも防げます。軸封には各種シール機構を駆使するなどの設計も可能であり、高耐圧機の対外部シールの性能が大幅に向上しています。高濃度連続輸送も可能です。
参照元:フルード工業株式会社公式(https://www.fluideng.co.jp/products/feeder/rotary_valve/sp_type/hp.html)

設計温度は450℃となっていて、かなりの高温にも耐えられる仕様です。特許取得済みの高温高圧対応の軸封装置を備えたロータリーバルブにより、高温・高圧環境でも安定した動作が可能です。
使用場所にはさまざまな現場が想定されていますが、主に石炭ガス化複合発電に使用されているロータリーバルブです。
参照元:【PDF】片桐鉄工所公式HP(https://www.katagiri-tekkou.co.jp/img/seihin/kouon.pdf)

高温・高圧用ロータリーバルブの中には、コンプレッサーによる高濃度の高圧輸送に使用できるものもあります。80~400kPaの差圧に対応可能であり、蒸気式殺菌装置にも対応できるのが特徴です。
軸シール構造などは使用状況に応じて選択でき、テーパーローター式にも対応可能であるため、クリアランス調整ができます。
参照元:アイシン産業株式会社公式HP(https://www.aishin-sangyo.co.jp/products/10-020.html)
高温・高圧対応ロータリーバルブを使用するのは、コンプレッサーによる高濃度の高圧輸送や焼却灰や石炭などの高温状態が長時間続く現場などです。
そのため、高温・高圧に耐えられる素材を使用する必要があり、熱膨張などといったことも計算に入れておかなくてはなりません。素材には耐熱性のあるものを使用していますが、摩耗や劣化を防ぐためにも定期的なチェックが欠かせません。
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