農業用の乾燥機に取り付けられているロータリーバルブには、平型静置型、循環型などの種類があります。
モーター作動時間を任意に設定できるスイッチが取り付けられているため、穀物の排出量を任意に調整できる点が利点です。
ここでは、農業用乾燥機のロータリーバルブについて、事例を交えながら用途や仕組み、メンテナンス方法を解説します。
農業用乾燥機とは、収穫した麦や稲などを乾燥させるための機械であり主に平型静置型と循環型の2種類があります。構造としては、上部が穀物貯留部、下部が乾燥部となっています。農業用乾燥機には、専用のロータリーバルブが使用されます。
具体的な用途は、ロータリーバルブが回転し、貯留部の穀物を下部へ移動させ、その後穀物が回転しながら上部へ戻る仕組みです。つまり、ロータリーバルブがなければ、穀物の適切な乾燥は難しいでしょう。
ロータリーバルブは、モーターで回転する仕組みです。筒状の装置に取り付けられ、上部から投入されたものを回転させることで下部に移動させます。その仕組みを利用して、収穫後の穀物を効率よく乾燥させる役割を担っています。
メンテナンスについては、一般的なロータリーバルブと同様です。劣化が気になる場合は、専門業者に依頼してメンテナンスを実施する必要があります。
乾燥機を洗浄する際、バルブ部を取り外す必要はありません。乾燥機本体の電源を入れ、機械にある『掃除』ボタンを押すだけで内側をきれいに掃除できます。

遠赤外線を利用してお米を乾燥させる乾燥機に搭載されているロータリーバルブの事例です。この乾燥機には、大型8インチバケット・大型スクリューに加えて、大径ロータリーバルブが採用されています。
大径であるため、輸送性能と排出性能が大幅に向上していることが強みです。さらに、大径ロータリーバルブは2本搭載されていて、左右反転構造となっているため、ゆっくりとした穀物の搬送が可能となっています。
参照元:三菱乾燥機カタログ(https://www.mam.co.jp/new/pdf/RCM_RXM_REM.pdf)

農業用乾燥機のメンテナンスでは、まず残留物を取り除く必要があります。高所作業する場合には、購入先に依頼できます。
危険を伴うため、一人で作業しないようにしてください。また、作業前には必ず電源コネクターを抜いてください。上部スクリュー掃除レバーは、手前に引くことで取り外せます。外したら、上部または下部に引っ掛けてください。
バルブ部は、電源を入れて掃除ボタンを押すだけできれいにできます。警告音が鳴った後に、約15秒間ロータリーバルブが回転して、自動で掃除します。作業後には電源スイッチを切って、元通りにしましょう。
参照元:静岡製機株式会社HP(https://www.shizuoka-seiki.co.jp/customer/manual/agriculture/file/3142/tcz-gl_manual.pdf)

よりきれいに乾燥させるために、機体内にホコリをためない集中排塵機能を採用した乾燥機です。ロータリーバルブには、ラバーで残留籾をかき出す機能とクリーニング機構が搭載されています。
参照元:大島農機株式会社HP(https://oshimanoki.com/nx-w/)
農業用乾燥機に搭載されるロータリーバルブは一般のものと大きくは変わりませんが、口径が大きいバルブです。
ゆっくりと回転する設計により、穀物を内部でしっかりと乾燥させられます。また、ある程度は穀物の排出量を調整できる点が特徴です。
このほかにも、ロータリーバルブにはさまざまな種類があるため、他の記事も参考にしてください。
豊富な選択肢から
適切な機種を
提案してほしい

フルード工業は、今回調査したメーカーのなかでも最も多い26モデルのロータリーバルブを展開(※2)。これまでの経験を活かし、豊富なラインナップから粉体に応じて適切に機種選定することを得意としています。
※参照元2:フルード工業公式HP (https://www.fluideng.co.jp/products/feeder/rotary_valve.html)
製造ラインも含めて
総合的に
提案してほしい

ツカサ工業は、製造ラインも含めた総合的な提案にも強みのあるロータリーバルブメーカーです。顧客へのヒアリングを通して、粉体の総合エンジニアリング企業ならではの視点で問題点を分析し、課題解決につながる1台を設計・製造しています。
海外拠点にも
国内と同様に
提案してほしい

アイシン産業は、日本だけでなく中国やタイ、インドといった海外に拠点を持ち、世界中に顧客を抱える粉体用マシンの専業メーカーです。現地に日本の技術員を派遣し、日本の技術と品質を海外でも展開。顧客の依頼に対し、スピーディーな製造、サポートを行っています。