ここでは、チェーン駆動型ロータリーバルブの概要、製品事例を紹介しています。
チェーン駆動型は、チェーンとスプロケットを用いて動力を伝達するロータリーバルブです。スプロケットとは、チェーンとかみ合うように設計された歯車状の部品を指します。身近な例では、自転車でペダルの力をチェーンに伝え、後輪の歯車(スプロケット)を回すことで車輪が回転します。
ロータリーバルブの回転数は、スプロケットの大きさ(歯数)を変更することで回転速度を変えることが可能です。回転部(チェーンとスプロケット)がカバーで覆われているため、作業中の事故を防ぐ構造になっています。
ロータリーバルブには、ほかにモーター直結型があります。モーター直結型は、モーターの出力軸をロータリーバルブの駆動軸に直接連結して動力を伝達する駆動方式です。参考に、チェーン駆動型との違いを紹介します。
| チェーン駆動型 | モーター直結型 | |
|---|---|---|
| 本体サイズ | 大きい | 小さい |
| メンテナンス | やや手間がかかる | 簡単 |
| 価格 | 割高 | 割安 |
チェーン駆動型は、チェーン、スプロケット、カバーを備えているため、モーター直結型に比べて本体サイズが大きくなります。製品により異なりますが、大きさが2倍になるものもあります。また、サイズが大きく部品数が多いため清掃やメンテナンスが複雑です。一方で、スプロケットを交換することで回転数を柔軟に調整できるという強みがあります。両者の違いを理解してから選択することが大切です。
モーター直結型のロータリーバルブについては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

JIS標準数仕様(ISO企画と整合)に基づいた汎用タイプのロータリーバルブ。チェーン駆動型とモーター直結型の両方式があり、優れたシール性能と低面間を実現することで、幅広い用途・環境に対応できます。耐久性と保守性を考慮した設計により、部品を標準化し容易に交換が可能です。
参照元:フルード工業株式会社公式HP(https://www.fluideng.co.jp/products/feeder/rotary_valve/gp_type.html)

主に集塵機下などに設置され、粉粒体の排出用途に用いられます。軽量かつ低面間のため施工がしやすく、柔軟な羽根ローターを採用することで噛み込みリスクを低減します。駆動方式はチェーン駆動型およびモーター直結型の両方式どちらもあり。
参照元:フルード工業株式会社公式HP(https://www.fluideng.co.jp/products/feeder/rotary_valve/light_type.html)

ポケット部をスクレーパーで掻いて、付着した粉体を落とすロータリーバルブです。付着性の高い粉粒体を用いるケースに向いており、口径150~300などニーズにあわせて選ぶことができます。
参照元:アイシン産業株式会社公式HP(https://www.aishin-sangyo.co.jp/products/10-018.html)
チェーン駆動式は、モーター直結型に比べると本体サイズは大きいですが、スプロケットを交換することで回転数を調整できるメリットがあります。下記のページでは、業界ごとに向いているロータリーバルブメーカーを紹介していますので、参考にしてみてください。
グリスなどの「コンタミ」を防ぎ、「洗浄時間」を劇的に短縮したい

駆動部と軸受を機内から完全に隔離したアウトサイドベアリング構造を全機種に採用。軸受部のグリスが食品側へ混入するリスクを根本から防ぎ、製品の安全性を確保。
片側支持のサニタリー構造により、工具を使わずに短時間で分解・洗浄が可能。清掃作業の時間を短縮し、ライン稼働率の向上と作業者の負担軽減を実現。
粉体原料の付着や詰まりを防ぐ多彩な対策仕様を搭載。原料変質やライン停止を防ぎ、安定した生産を支える。
高価な製剤の残留ロスを防ぎ、「歩留まり」を改善したい

ローターを簡単に取り外して内部まで洗浄できる構造により、高薬理活性製剤にも対応。洗浄作業を効率化し、品質リスクを抑える。
短時間で簡単に分解・再組立できるため、多品種生産時の洗浄や段取り替えにかかる時間を短縮し、ライン稼働率を向上。
製剤から原薬の空気搬送まで圧力差のある工程にも対応。低圧用・高圧用の2タイプを揃えているのでラインの条件問わず導入可。
国際防爆規格に準拠し、高負荷による「エア漏れ・摩耗」を防ぎたい

世界20,000台超の設置実績(※)とATEX/IECEx準拠設計により、国際プラント設計への承認と安定稼働を両立。設計リスクと保全コストを低減。
高剛性ケーシングと強化軸受による重工業仕様設計で、高圧(~3.5 barg)・高温(~150 °C)環境下でも安定稼働。設計段階でのリスクと運転中のトラブルを抑制。
高差圧でもリークを最小化する堅牢構造により、システム効率を維持しつつ省エネルギー化を実現。安定供給で製品品質のバラつきを防ぐ。